外壁塗装をする前のコンクリート補修などの下処理はとても重要となります。
下処理をしっかりと行わないと、塗料が剥げてしまったり、色むら・艶むらが出てしまったり、さらには塗装本来の耐久性を発揮できないなどさまざまな問題に繋がってしまいます。
このページでは外壁塗装の下処理について分かりやすく解説していきます。また当店が行っている下処理についても紹介します。
目次
外壁塗装の下処理について
今回は外壁塗装の下処理3つを紹介します。
- コンクリート補修(亀裂処理・左官埋め戻し)
- タイルの浮き補修(エポキシ樹脂注入)
- 高圧洗浄
コンクリート補修が必要な個所について
具体的にどのような場合にコンクリート補修が必要になるかをご紹介します。沖縄の場合は特に太陽の紫外線が強いため、コンクリートへのダメージがひどくなっている場合が多々あります。
具体的にはコンクリートのひび割れや亀裂(クラック)や浮きなどが挙げられます。ひどくなってくると雨漏りをしてきたり、コンクリートが剥がれ落ちてきてしまうという事にも繋がってしまいます。
コンクリートは小さな亀裂から大きな劣化に繋がっていきます。まずは建物が今どんな状態になっているのかを知る事が大切となります。
当店では診断無料で現在の建物の状態を細かくお調べしています。また、コンクリート補修だけの施工も承っておりますので、コンクリートの劣化が気になるという方はまずはお気軽にご相談・お電話ください。
コンクリート補修(左官埋め戻し)
コンクリートの補修には、ひび割れ処理や左官埋め戻しなどがあります。
例えばコンクリートのヒビ(クラック)などをそのままにして塗装をしてしまうと、塗ったその時は小さなヒビぐらいなら分かりませんが、ただ単に隠れていいるという状態ですので、その内にヒビは再度表面化してしまいます。
小さなヒビもすべてきれいに塗装前にしっかりと補修する必要があります。
下地処理が必要な個所を一つ一つ丁寧にしっかりと補修を行っていきます。この部分をおろそかにするとせっかくの塗装も台無しになってしまいます。当店ではしっかり丁寧に下処理を行っています!
コンクリート補修箇所へマーキング
当店では、まず補修が必要なコンクリートのヒビ(クラック)や浮き出てしまっている個所にマーキングを行ってから作業を行っています。

コンクリートはつり作業
コンクリートの劣化がとても激しい場合にはコンクリートのはつり作業を行います。
以下のYouTube動画はコンクリートはつり作業の様子です。
ハツリ作業後↓

下地処理・劣化防止剤
コンクリートの劣化をくいとめる役目と、仕上げペンキとの接着剤の役目がある劣化防止塗材(セメンシャス #2000)で丁寧に下地処理を行います。

型枠
セメントで左官埋め直しを行うため型枠を作ります。

左官仕上げ
セメントで丁寧に左官仕上げを行います。

この左官仕上げまでが下処理となります。
ペンキ仕上げ
下処理まで行ったら、ペンキの下塗り、中塗り、上塗りと3度塗りを行って仕上げとなります。

コンクリート亀裂処理(Vカット処理)
ひび割れはVカット処理(亀裂処理)を行っていきます。ひび割れに沿ってV型にコンクリートを削って、シーリング材を注入します。
亀裂をサンダーでカットします

カット箇所に接着剤を塗ります

亀裂用シールを充填します

シールをへらでならします

屋上のVカット処理事例
亀裂処理中↓

亀裂処理後↓

タイルの浮き補修(エポキシ樹脂注入)
タイルがコンクリートから浮いている場合には、エポキシ樹脂を注入しタイルとコンクリートを密着させます。

下処理をしっかりと行う事で塗装の密着性が高くなるので、耐久性も伸びてキレイに仕上がります。
高圧洗浄
コンクリート補修後には高圧洗浄を行います。塗装する面がそもそも汚れてしまっていては、どんなに高級な塗料を塗ったとしてもキレイに仕上がるはずもありませんし、簡単に剥がれてきてしまいます。
汚れている面にガムテープを張ってもすぐに剥がれてきてしまうのをイメージしていただけると分かりやすいかと思います。
高圧洗浄は強力な水圧ジェットで外壁や屋根など塗装する面の汚れ、カビ、コケ、藻、ほこりなどを洗い流していきます。

一般家庭用の洗浄機もございますが、業務用はエンジンを使用していて水圧が全然違います。
高圧洗浄前↓

高圧洗浄後↓

コンクリート補修、高圧洗浄までが塗装前の下処理となります。この工程をしっかりと行わないと塗装がしっかり密着せず数年ではがれてきたりなど不具合が発生してしまいます。
当店では下処理の工程で小さなヒビや汚れがなども見逃さず、しっかり丁寧に行うよう細心の注意を払って作業を行っております。
当店ではコンクリート補修や洗浄のみのご依頼も承っております。
診断・お見積りは無料ですので、お気軽にご相談・お電話ください。
