外壁塗装の仕上がりは、使用する下塗り塗料でもとても大きく異なってきます。
当店では使用している下塗り塗料にも強いこだわりがあります。
下塗りに使う塗料によって密着性や仕上がり具合がまったく異なってくるんです。密着性というのは、中塗りや仕上げの上塗りの際に塗料がしっかりと密着するかどうかという点です。
当店で採用しているのは日本ペイントの下塗り塗料1液浸透型シーラー(JISA6909建築用仕上塗材)を採用しております。
目次
下塗り塗料の役割
仕上げ塗料をしっかりと密着させる役割
下塗り塗料は、その後に塗る中塗り、そして仕上げの上塗り塗料を密着させるという重要な役割をはたします。
つまり接着剤の役割です。実は中塗りや上塗りにつかう塗料には接着効果がないんです。ですので、下塗りをせずにいきなり中塗りや上塗りをしてしまうと、うまく外壁に接着せずに剥がれてしまうという事になってしまいます。

ダメージを受けた外壁へ仕上げ塗料が吸い込まれるのを防ぐ役割
長年沖縄の強い紫外線のダメージを受けた外壁は大小さまざまなひび割れや亀裂などいろいろなトラブルを引き起こしている状態となっています。
ひび割れが入った部分はコンクリート補修などの下地処理をしっかりと行います。ですが、全体的にダメージを受けた外壁はスポンジのように塗料を吸い込んでしまうんです。
どんなにきれいにコンクリート補修を行っても目に見えないぐらいの凹凸が生じてしまいます。
その凹凸がある状態で仕上げの中塗りや上塗りを行ってしまうと色や艶にむらが生じてしまう可能性があるのです。
そこで下塗りの出番です。下塗りを塗る事で仕上げの中塗り、上塗りの塗料が外壁へしみこむのを防いでくれます。つまり色むらや艶むらになるのを防いでくれる役割があるということです。
ただ下塗りすればいいという訳ではなく、量も大切です。下塗り塗料の量がしっかり必要量塗れていないと、外壁に吸い込まれたままで表面に下塗り塗料が残っていない状態になってしまいます。その状態で仕上げの上塗りをしてもうまく密着しなかったり色・艶むらが出てきてしまうという事になります。
つまり下塗り塗料の吸い込みが止まらないのに仕上げ塗料を塗ってしまうと不具合がでてくるという事です。

もともとの下地の色を隠す役割
外壁塗装をする場合、もともとの色じゃなくて全く別の色へ塗り替えるというお客様も多いです。
その場合下塗りはもともとの色を隠す役割も果たします。
下塗り塗料が薄い場合、色が透けてしまい思っていたイメージと異なる色になる可能性があります。ですので、下塗り塗料をしっかりと塗る事が重要です。
下塗り塗料の種類について
下塗り塗料には大きく分けると以下の2つのタイプがあります。
- 水性タイプ
- 油性(溶剤)タイプ
水性タイプは臭いは少ないですが、油性タイプに比べると浸透性が低いため劣化が低い時に使用するものです。
油性(溶剤)タイプは浸透性が高く劣化がひどい時に使用するものです。
当店で採用している下塗り塗料について
当店で採用している下塗り塗料は日本ペイントの1液浸透型シーラー(JISA6909建築用仕上塗材)で、種類としては油性(溶剤)タイプとなります。この下塗り塗料を使う事で、より密着性が高く仕上がりがとてもきれいになります。
この1液浸透型シーラーは通常の油性(溶剤)タイプと比べると、くさび効果があり浸透性が高く密着性もとても高いのが特徴です。

※図はカタログから引用
分かりやすく図で解説すると下のようなイメージとなります。

下塗り塗料と上塗り塗料には相性があるので、相性がいい同じメーカーを使うのが基本です。当店では下塗り・中塗り・上塗りすべて同一メーカーの日本ペイントを採用しております。
